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- 導入の背景
- ・kintoneで人事評価情報の管理を行っているが、評価情報の入力自体は担当者による手作業だった。現場責任者が直接評価データを入力できる仕組みが欲しいと感じていた。
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- 【導入後の効果1】
- 従来のプロセスでは、すべての評価が出揃うまでに1週間程度かかっていたが、現場から直接入力できるため、二次評価までのリードタイムが短縮された。
- 【導入後の効果2】
- 現場で入力した評価情報が即座に本社と共有されるため、情報の行き違いや伝達漏れが減り、コミュニケーションがスムーズになった。
- 【導入後の効果3】
- 日々の業務で見つけた各スタッフの強みや課題を記録・共有することで、スタッフの成長を継続的にフォローアップできる環境が整った。
- 【導入後の効果1】
導入の背景
建物の総合管理業務のうち、設備保守事業部はオフィスビルやホテル、商業施設、工場など約40の現場で管理業務を手掛けており、その現場スタッフは約150名にのぼります。
年に2回、スタッフの人事評価を行っています。従来から、各現場の責任者がスタッフの一次評価を紙のシートに記入・郵送したものを本社側で受け取って、Excelに手入力し、のちの二次評価につなげるという、非常に手間のかかる形で行われてきました。
業務効率化としてkintoneを導入し、社員情報管理と人事評価管理の連動を開始していましたが、評価情報の入力は相変わらず担当者による手作業に頼っており、せっかくのシステム化も十分に活かせていない状況でした。
この課題を解決するため、何かよいツールはないものかと探していたところ「じぶんページ」と出会い、価格面や操作性、簡便な導入プロセスなどの観点から導入するに至りました。
導入の効果
入力したデータはリアルタイムで本社のkintone上の評価アプリに反映されるため、現場が一次評価の入力を完了した直後から本社で二次評価に取り掛かることが可能となりました。従来は、全員の評価シートが本社に揃うまで待つ必要がありましたが、この仕組みにより評価のサイクルが大幅にスピードアップしています。
また、情報の行き違いや伝達漏れが減り、現場と本社のコミュニケーションがスムーズになりました。さらに、各スタッフの長所・短所や日頃の気づきといった定性的なコメントも入力・共有できるようになり、スタッフの成長を継続的にフォローアップできる環境が整い、業務効率化に貢献しています。



今後の展開
現場から顧客への提案内容や見積もり案件をじぶんページに直接入力し、即座に本社の案件管理システム(kintoneの案件管理アプリ)と連動させることで、営業提案の進捗を一元管理したいと考えています。また、本社から随時実施するアンケートやヒアリングに対し、現場スタッフが同じプラットフォーム上で直接回答できるようにし、全社的な意見収集や情報共有を効率化することを目指しています。そのほか、人事評価以外のkintoneアプリと連携させ、現場で入力したデータがそのまま社内の各種システムに反映される仕組みの構築も検討中です。
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記事公開日:2025年3月26日
※事例記事の内容や所属は取材当時のものとなります